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敬愛する明治の肖像

曽祖父の代から敬愛し大切にうけついできた私にとっては大切なものです。
私も身辺整理をする時期になりましたがこんなもが手元にあるのでご覧下さい。


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新島襄


「八重の桜」の夫

石田庄三郎より受け継ぐ







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新島襄


「八重の桜」の夫

狩猟が好きでした。











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石田庄三郎









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石田ふさ









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石田百太郎











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冬籠り

年新た

三日月の研ぎ澄まされて年新た
初日の出瞼の奥まで染まりけり
注連飾る黒漆喰の淑気かな
初詣警備の謝礼姫だるま
息白しパワースポット華やげる
初鏡歯間ブラシの大中小
初護摩に高き火芯の登りける
吉兆かも伊達巻の出来最高に


開花予想

家系図に女と記され冬桜
宝登山の開花予想は福寿草
神の滝背筋現われ凍てゆける
枇杷の花などかは知らねど死支度
老いの手の湯葉のようなり年用意
洗い物冷たく乾く昼の月
この枕凍てる大地に続きおり
古タオル枯野のように乾きけりPC180004s.jpg
逆さまに長靴干して雪の晴れ
枯葦を刈っても刈っても枯れの中
白砂のありなしの音初あられ
青菜摘み長靴重くする霜畑
冬籠夜明けの月も星も見て
蝋梅に紺碧の空限りなし












錦秋の岩手     2010

             (クリックで画像拡大)
morioka-wanko.jpg
rindo.jpg北へ行く列車よぎりて鳥渡る
岩手わんこ瞳うるうる秋思かな
(岩手わんこ:盛岡駅にある奈良美智の作品)
嬉しさは花野を胸に抱くような
集い来る笑顔の友や秋高し
孤独なる亀も寝転ぶ秋澄める 
(吉田美和子さんの尾形亀之助論の完成の祝いの席)
街路樹の木豇豆の実の弾けそう
何気なく橋の行き来を鮭遡上
夜長かな南部訛りの餅のよう


押しかけて友にねだって紅葉狩
白昼のトワイライトの橅黄葉
熊避けの鈴を振り振り秋深む
描かれた紅葉のように時止まり
地虫鳴く熊楠本を読み始む
寝転ぶもコーヒー飲むも草紅葉
赤紫蘇のむすび大きく秋の山
竜胆の残花一株秋さびて
秋高し小さな流れに板の橋
顔寄せて毒茸かも覗きおり
どんぐりを一つ拾ってまた拾う
灌木の実の熟れきって冬隣
幹に触れわずかな火照り橅黄葉
霧の這う山なみ隠れ家路つく
行く秋の幹ささくれて山桜
岩手山水脈いくつ秋の声
山道の野菊に日差し集まれる
人造湖天地返しの葛の花


river.jpg kenji.jpg

駅中に松茸売りの爺ひとり
松茸の芳香かがせてすぐ蓋を
秋の暮れ駅前で買う地酒かな
温泉宿幻燈のよう霧の中 
もう一枚羽織って行くか雁の声
星月夜賢治啄木居るような
流れ星裏の畑の闇を切る

ike.jpg
















【自選十句】
嬉しさは花野を胸に抱くような
孤独なる亀も寝転ぶ秋澄める
白昼のトワイライトの橅黄葉
地虫鳴く熊楠本を読み始む
寝転ぶもコーヒー飲むも草紅葉

岩手山水脈いくつ秋の声
松茸の芳香かがせてすぐ蓋を
温泉宿幻燈のよう霧の中 
もう一枚羽織って行くか雁の声
流れ星裏の畑の闇を切る



*皆様からのコメント*

★Tさん
やっと涼しくなったら急速に冬に向かっていきそうな変な陽気の中秋の句、ご立派です。
好きな句7句、特に1・7番目の句が好きです。

嬉しさは花野を胸に抱くような
孤独なる亀も寝転ぶ秋澄める 
何気なく橋の行き来を鮭遡上
夜長かな南部訛りの餅のよう
押しかけて友にねだって紅葉狩
描かれた紅葉のように時止まり
寝転ぶもコーヒー飲むも草紅葉


★じゅん木さん
賢治の里に旅したのですね。良いナー。
一番最後の句、とても良いのですが、闇でない方がもっと良いかと。
ぜひ、ご再考を。

◯嬉しさは花野を胸に抱くような
◎熊避けの鈴を振り振り秋深む
◯地虫鳴く熊楠本を読み始む
◎赤紫蘇のむすび大きく秋の山
◯秋高し小さな流れに板の橋
◎顔寄せて毒茸かも覗きおり ※かと?
◯岩手山水脈いくつ秋の声
◯山道の野菊に日差し集まれる
◯駅中に松茸売りの爺ひとり
◎もう一枚羽織って行くか雁の声
◯星月夜賢治啄木居るような
◎流れ星裏の畑のを切る ※他の言葉に?


★N.T.さん
よい旅をなさいましたね。
句と写真で、いよいよ東北の秋が
深まっていくのを感じます。


好きな句を以下に挙げさせていただきました。

○熊避けの鈴を振り振り秋深む
○赤紫蘇のむすび大きく秋の山
◎顔寄せて毒茸かも覗きおり
○どんぐりを一つ拾ってまた拾う
◎幹に触れわずかな火照り橅黄葉
○霧の這う山なみ隠れ家路つく
○岩手山水脈いくつ秋の声
○山道の野菊に日差し集まれる
○駅中に松茸売りの爺ひとり
◎松茸の芳香かがせてすぐ蓋を
○温泉宿幻燈のよう霧の中 
◎もう一枚羽織って行くか雁の声


★Yさん
益々のご健吟、お祈りいたしております。

美和子さんの出版記念から、もう2年たつのですね。作品を読んで、なつかしくあれこれと思いだしております。安比高原でのお茶のひとときの句は、殊にもいいと思った作品ですし、高原で過ごしたときの情景がよみがえってきます。

 今年はブナが不作で、クマが出没するので、ブナ林には近づかないでおります。余りにも暑くて雨がほとんど降らなかったからでしょう。


★Mさん
懐かしい「錦秋の秋」句群を拝見しました。

やっぱり、
寝ころぶもコーヒー飲むも草紅葉
ですね。
もうあれから2年もたってしまったとは。
その後の日々は、亀之助も終わってしまって散漫な時間、
いささか忸怩たるものがあります。

陸奥三部作

  陸奥三部作
(二〇一二年四月二十三日~二十五日)

   めぐる春                         
松原の一木残る春の枯れ
津波あと海が近くになったよう                
高きより海丸見えの恐さかなIMG_1039.jpg
船虫も津波びっくり陸に舟
水底に巨大な割れ目出現す
元漁港難をのがれた舟繋ぐ
下車出来ずマスク眼鏡も使えずに
魚市場海(ほ)鞘(や)売る声も失われ
暮遅し影あるものは新墓石
瓦礫山警備員は人形のよう
瓦礫山点々と続く他に何もなし
再びの津波来たればまた悪夢
窃盗団百鬼夜行の徘徊す
休眠の火力発電再開す
津波引きどうにもならぬ泥田かな

東北大震災の私的記憶として残さそうと
思い立ち昨年中止になった旅をした
いま私はこんな句しか詠めませんが
何か残し、誰かとこの思いを共有出来ればありがたいのです。
無季の句もありますが、東北大震災が春の出来事ととらえました。


  早川農園にて
今更の涙の止まらぬ春が来てIMG_1013.jpg
残る雁人に白髪皺増えて
鶯や山と谷とで節違う
明日からは夏鶯と言うべきか
一斉に木々の花さく忙しさ
美味そうな蓬つくしの群れ見つけ
摘み草はしないようにと注意受け
高速道桜の大木伐り倒す
地震知らず好々爺大往生
死者に時間の無くなって藤の花
夜鴉や春の湯たんぽ抱いて寝る
藪椿いぐねに植えて家守る
いぐね屋敷林
家移りや椿いろいろ地境に
地震の地の人に気づかず竹の秋
果樹園の土ふわふわと芳しやIMG_1020.jpg
果樹わかばその実の匂いして
梅散りて実のはじまりの固きもの
ふくよかな林檎の花を来年は
人道を小綬鶏急ぎ駆けぬける
永き日をシップ貼ってねと改札へ



瀧桜(福島)
放射能胸にずっしり花の旅
花咲けどみちのくの天地変貌す
日本人なにがあってもまず桜
一木に百万の花咲はじむIMG_1023.jpg
天蓋は花のつばさのバリヤかな
千年を支え続けし根を踏まず(無季)
瀧桜子は四百年の齢かな(子―娘)
瀧桜ひと巡りして手を合わす
花の前賽銭入れる箱のあり
残さずにすべてのつぼみ花となす
桜守苗も育てて老いゆけり
山姥の昼は物売り夜花見
夜桜の幻影かともほの白し
瀧桜漆黒の闇を醒めており
今生の花と思いて去りがたし

大河原(宮城)
学生の一目千本の桜守(田村高校) IMG_1045.jpg
老木に手入れの跡や囀れる
見渡せる川の蛇行も花に沿い
花は千本車は河原宴闌(た)ける
さくら色あの山この山笑いだす
白石城(宮城)
目にとまる葉に色香あり山桜
老桜城址に残る地震(なえ)の跡
白石の城の桜は白っぽし
天守閣老いが登りて花の雲
菜園に届く落花の二三片

百 知恩院自選句 皆様からの反響

自選十句IMG_0885.jpg

大寺と拮抗している谷若葉
方丈の後生大事の苔の花
数珠繰りのだんだん速く廻り来る
近江の湖未だ小さき鮎の皿
桜の実湖狭くなるところ
老鶯は近江訛りの高鳴きす
空と水境目のなく梅雨の色
夕凪や灯明一つ文殊像
若狭井を守る僧侶の素足かな
神仏の衰退あれど半夏草

IMG_0856.jpg

★皆様からの反響★

新幹線濃尾平野の麦の秋   目に浮かぶ
初対面すぐ打ち解ける薄暑かな  「暑いですね」とか言って…
夏木立歴史の中へ一歩づつ  心躍りが伝わる。でも現代かなづかいでは「ずつ」でしょうか
大寺と拮抗している谷若葉  拮抗の語が珍しい
涼しさや八百年の香華なり 大寺のひんやり感も
白足袋の若い僧なり案内役  白の印象が暗い本堂で爽やか
芍薬や姿勢正して法話聞く  芍薬の風情とあなたの姿がダブります
近江の湖未だ小さき鮎の皿  中七が、実感を伴い新鮮
老鶯は近江訛りの高鳴きす  中七、面白い
空と水境目のなく梅雨の色  私の好みです
夕凪や灯明一つ文殊像  私の好みです
若狭井を守る僧侶の素足かな  私の好みです


桜の実湖狭くなるところ    百
の句がイチオシですね!!
雅語っぽいものに頼らないでものすごくシンプルに、直截に。
琵琶湖を読んでこんなに大きくて可愛くて爽快な句も、なかなか無いのではありますまいか。
このたびは、若狭の僧の足が、鮮やかに目に留まりました。全体に穏やかに美しくまとまって、破綻や冒険が少ない気がしました。ナマイキ言ってすいません。


近江の湖未だ小さき鮎の皿――初夏の季節感が「小さき」でよくとらえられていると思います。昔、琵琶湖のあたりを旅したとき、鮎ならなぬフナずしを初めて食したことなどを思い出しました。近江は何度でも行きたい所の一つです。
老鶯は近江訛りの高鳴きす――百さんの耳にどう聞こえたのか、聞き做しのようにことばに置き換えていただきたいようなーー。「枕草子」には、「夏・秋の末まで、老い声に鳴きて、『虫喰ひ』など、良うもあらぬ者は名を付け替へて言ふ・・・」と  
ありますが。
旅に寝て梅雨入り宣言聞くあした――旅先で聞けば、何か特別な感慨があるのではないでしょうか。それも、「一夜明けたら梅雨」と聞くという場合は。
「若狭」のところの句に若狭井を詠んだものがありますね。「若狭井を守る僧侶の素足かな」。「素足」を詠んだところがいいですね。これも昔、若狭に旅をした時偶々泊まった宿で、そこの井戸が若狭井につながっていると説明され、不思議の感に打たれたのを覚えています。
東大寺の修二会のお水とりでくみ上げる「若狭井」は、昔々所望されて、若狭に関係のある神様だったかが東大寺の二月堂の近くに掘ったものとか。


私の好きな句です。IMG_0881.jpg
大寺と拮抗している谷若葉
方丈の後生大事の苔の花
老鶯は近江訛りの高鳴きす
空と水境目のなく梅雨の色


好きな句を選ばせて頂きました。
蝉しぐれ念仏途切れず続きけり
芍薬や姿勢正して法話聞く
水無月の夕べの祈り文殊堂


法然が八百年、親鸞が七百五十年遠忌で良いことをなさいました。私も全部廻ったところですので、親しく拝見致しました。


百さんにしては少しおとなしすぎるような気もいたしましたが。題材が題材ですのでね。
新幹線濃尾平野の麦の秋
夏木立歴史の中へ一歩づつ
涼しさや八百年の香華なり
賽銭の転がり落ちる木下闇
花もみじ自分の歩幅で御影堂へ
山上に木魚並べて夏勤行
蝉しぐれ念仏途切れず続きけり
芍薬や姿勢正して法話聞く
数珠繰りのだんだん速く廻り来る 無季
近江の湖未だ小さき鮎の皿
竹落葉山椒大夫の屋敷荒れ
空と水境目のなく梅雨の色 
走り梅雨でも股のぞき天の橋立
雪舟の軸そのままに時止まり
神仏の衰退あれど半夏草


プロフィール

momokuridaisuki

Author:momokuridaisuki
第一句集『時の舟』、ドサに紛れて第二句集『それからの私』発行してしまいました!

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